#095 - ハノイ旧市街とニンビン日帰り旅/戦車と足漕ぎ船、街の熱気をめぐる。ハノイ・シェムリアップ旅行記 2/3
ハノイ・シェムリアップ旅行記の第2回。ハノイ旧市街を拠点に、ベトナム軍事歴史博物館、ロッテセンターハノイ、夜のナイトマーケットを巡り、翌日はニンビンへ。戦車と足漕ぎ船、街の熱気と静けさを行き来しながら、歴史の語り方や旅先で出会う視点について考えた記録です。
こんにちは、なぎこです。
5月もいよいよ後半に差し掛かってきました。最近は梅雨の気配がちらちらと……みなさんはいかがお過ごしでしょうか。
前号に引き続き、ハノイ・シェムリアップ旅行記の2回目をお届けします。シェムリアップからハノイへ戻った夜から始まり、旧市街を歩きまわった1日、そしてニンビンへの日帰り旅まで。今号もかなりボリュームがある回になりました。週末にゆるりとお楽しみいただけたら。
🌃 ハノイ旧市街に戻ってきた夜
前号のラストは、シェムリアップからハノイへ帰着したところで終わりました。


La Siesta Classic Hang Thung
「都会に帰ってきたなあ」という実感と、バイクと車、人の圧倒的な熱量。カンボジアとは別世界のような喧騒の中、この夜から2泊した宿はハノイの旧市街にある「La Siesta Classic Hang Thung」です。La Siestaはハノイに数カ所ある、ローカルホテルチェーン。


最上階12階でエレベーターを降りてから、さらに階段を上るとルーフトップに離れのような部屋が。リビングスペースの他に、プライベートルーフバルコニーがついており、なかなか面白い構造のお部屋。

リビングスペースには夜のハノイの街並みを見渡せるデスクも置いてあって、これはとても良かった。ただ、洗面・シャワーはこれまでの宿の中で一番狭くて、ちょっと使いづらい部分も。


デスクスペースから。10階を超えるような建物がすくないので、13階でもこの抜けの良さ。
The Owner's Suiteという大それた名前のお部屋なのだけれど、ハノイ(というか東南アジア全般?)は、外資のホテルとローカルホテルの価格差が大きくて、ローカルホテルはホテルクラスやお部屋のグレードの割に安価に泊まれます。

なぜかこの部屋、ウェブサイトには載っていない。予約ページに行くと現れます。あとで増築したのかな。
こちらのホテルもスタッフさんたちは皆フレンドリーで親切。ホテルに着いてすぐ、ランドリーをコインランドリーに出しに行ったのだけれど、営業時間が終わってしまっており、どーしたもんかとホテルの前を彷徨っていたら、チェックインの際、荷物を運んでくれたベルボーイの方が、さっとホテルを出てきて、すぐ近くのお店(観光ツアー屋さんだった)で受け付けてくれることを教えてくれて、助かりました。しかも、このお店で出した方が安かった☺️。
ハノイ旧市街とチューブハウス
ハノイ旧市街は「36通り」の名でも知られる、1000年近い歴史を持つ旧来の商業地区。かつて職人や商人たちが業種ごとに専門の通りを形成していたその名残が、今もエリアのそこかしこに残っています。雑貨店、食堂、カフェが軒を連ね、バイクと人の波が絶え間なく行き交う、ハノイの中でも特に活気のあるエリアです。

そしてこの街を歩いていて目を引くのが、間口が狭く奥に深い独特の建物の数々。「チューブハウス(nhà ống)」と呼ばれるこの形、かつて道路に面した間口の広さに応じて課税されていたため、税を少しでも抑えようと間口を狭く、奥行きを深くして建てたことが起源とされているそう。間口3m・奥行き60m、という例もあるとのことで……どの建物もどのお店も間口は狭いのですが、奥に広い構造。ちなみに旧市街限定かと思いきや、この建築様式はベトナム全国に見られるものだそうです。



牛肉フォー PHỞ INN
夕食はホテルから歩いて10分くらい、ホアンキエム湖近くの「PHỞ INN」へ。KTPがGoogle マップで見つけてくれた牛肉のフォーのお店で、テーブルに置いてあるニンニクと唐辛子のピクルスを入れながら食べると、スープに深みが増してとても美味しかった。


牛肉は日本のラーメンに入っているチャーシューのように、ほろっほろに煮込まれていて。ローカルのクラフトビールも合わせて、移動の疲れがじんわりほぐれていく感じでした。清潔な店内、英語が通じて、カードも使えて、スタッフの対応も気持ちよく、夜遅くまで営業している、旅行者にとってとてもありがたいお店。

旧市街の夜は本当に賑やかで、喧騒という部分もありますが、深夜になっても工事の音が街に響きます。日本の感覚では深夜の工事は騒音問題になりますが、ここではそれが街の活力と地続きになっているような。
