#098 - Obsidianを使い始めて1年。記録は、未来の自分へ渡す種になる
Obsidianを使い始めて1年。日々のメモやWebクリッピング、読書メモ、旅ログ、開発ログ、公開済みコンテンツのアーカイブまでをつなぐ「思考と制作のループ」になってきました。記録はただの情報ではなく、自分が何に目を留め、何を未来に持ち越そうとしたのかという、判断の重なりでもある。そんな現在地について書きました。
こんにちは、なぎこです。
梅雨空の日々が続いていますね。そんな中、私は先日まで7日間、バリ島にいました。フォトグラファーやビデオグラファーの仲間たちと、カメラを片手に、ぶらぶらと街やビーチを歩いて、写真を撮る、そんな幸福すぎる旅の時間。

バリはちょうど乾季で、毎日お天気も良く、暑すぎず。日本にいたらどんよりとした梅雨の空気に気持ちまで持っていかれてしまいそうなところ、楽しい仲間に囲まれて過ごした日々は、これからやってくる暑い夏に向けて、ポジティブな力を授けてくれた気がしています。


フォトウォークが楽しすぎたので、またぜひやりたい。いろんな人と撮り歩きしたくなりました。フォトウォークイベントやってみたいですね。
旅の話は折に触れてお届けできればと思うのですが、今号では前回予告したテーマ、「Obsidianの1年」について書きたいと思います。本当は、バリにいく前に書こうと思っていたのですが、思ったよりも時間が取れず、遅くなりました。ごめんなさい🙏
🗒 Obsidianを使い始めて、1年が経った
メモアプリの「Obsidian」を使い始めて、1年が経ちました。使い始めたきっかけについては、過去のJournalで詳細を書いていますが、簡単に言えば、長年、読んだ記事のブックマークに使っていた「Pocket」のサービス終了。自分が読んだもの・見たものの記録方法を根本から考え直す中で出会ったのが、Obsidianでした。

Obsidianは、テキストでメモを書き溜めていくノートアプリです。書いたデータはシンプルなテキストファイルとして自分のPC/Macに保存されるので、サービスが突然終了しても記録が消えるリスクがなく、特定のサービスへの依存もほぼない。さらに、テキストデータなのでAIにそのまま渡して「この中から関連する記録を探して」「先月の内容を要約して」とお願いしやすいのも、選んだ大きな理由のひとつです。
使い方に決まった正解はなく、一度方針を決めてしまえば自分の仕事や生活スタイルに合わせて自由に使うことができるのも、長く使い続けられている理由かもしれません。
一方で、自分のパソコンにデータを保存していく安心感はありつつも、私は仕事場ではMac mini、自宅や外出先ではMacBook Airを使っており、複数デバイスからノートの記録や編集ができることが必須。当初はGitHubでのデータの同期なども試してみましたが、最終的には公式のクラウド同期サービス「Obsidian Sync」でノートを同期して、いつでもどこでも記録が取れるようにしています。
🗂 保管庫の中身と、記録のループ
その日あったこと・考えたことなどを書き溜める日記のようなデイリーノート、Webページや購入品の情報を丸ごと保存するクリッピング、旅のログ・リサーチ・発表会メモなどの蓄積……見たもの・調べたこと・考えたことなど、全てをVault(保管庫)に放り込んでいく、という使い方は約1年前の075号で詳しく書いたとおりです。
改めて、現在のObsidian Vault(保管庫)の中身をまとめてみると、こんな感じになっています。
nagiko_note/
├── Daily/ … デイリーノート(毎日1ファイル)
├── Inputs/ … 外から入ってくるもの
│ ├── Clippings/ … Webクリッピング
│ ├── Books/ … Kindleハイライト・読書メモ
│ └── Events/ … 製品発表会・ブリーフィング、セミナーなどのメモ
├── Notes/ … 調べごと・考えごと・購入品リスト・旅行ログ
├── Outputs/ … 制作中の原稿やコンテンツ
├── Published/ … 公開済みコンテンツのアーカイブ
├── Logs/ … アプリの開発ログ・作業ログ
├── Docs/ … ワークフローやプロフィールなどのドキュメント
└── Config/ … テンプレート・運用ルールなど
ここで少し整理しておくと、私の中では、それぞれのフォルダの役割はかなりざっくり。
Inputsは、外から入ってきた素材。Webクリッピングや読書メモ、イベントメモなど、自分の外側にあった情報を取り込む場所です。
Dailyは、その日の出来事や思考、感情の時系列ログ。まだ整理されていない、自分のその日の反応がそのまま残っている場所。
Notesは、調べごとや考えごと、購入品リスト、旅行ログなど、少しテーマごとにまとまった記録。Dailyよりは整理されていて、Outputsよりはまだ未完成な、いわば中間地点のような場所です。
Logsは、アプリ開発や作業のプロセスを残しておく場所。何を試して、どこで詰まり、どう解決したのかをあとから辿れるようにしています。
Outputsは、制作中の原稿やコンテンツ。そしてPublishedは、公開済みのアウトプットのアーカイブです。
そして、運用の方針はシンプル。
- 流れは「集める(Inputs)→ 書き溜める(Daily・Notes)→ 作る(Outputs)→ アーカイブする(Published)」が基本。すべての記録は、いつかのアウトプットのために。
- フォルダ分けもタグ付けも、完璧は目指さない。記録し続けることが重要。
ここで大事なのは、この流れが一方向ではなく、ぐるぐると回り続けるループになっていることです。集めたものを書き溜め、そこから何かを作り、作ったものをアーカイブする。そして、アーカイブされたものは、ただの保管済みデータではなく、また次のInputsやDaily、Notesを経て、Outputsに繋がっていくのです。
📥 日々の記録は、どこから?
そのうえで、私のVaultに日々の記録が入ってくる経路は、だいたいこの5つです。何か特別なことをしているわけではなく、日々の中で自然と発生するメモやクリッピング、読書、イベントの記録、リサーチの結果を、なるべく同じ場所に流し込むようにしています。
① ひとりごとメモ
プラグイン「Thino」を使って、SNSにつぶやく感覚で思いついたこと、感じたことなどを記録。自動でその日のデイリーノートに時系列で溜まっていきます。